EPAとは

1.脂質の働き

脂質とは油のことです。油と聞くと「肥満」などあまり良くないイメージを持たれる方も多いでしょう。
しかし、脂質は身体の中でとても重要な役割を担っています。

三大栄養素

2.脂質の種類

脂質といっても常温で固まるものや固まらないものなどいろいろな性質の脂質があります。
大きくは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分類されますが、更に不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、多価不飽和脂肪酸の中でもn-3系(オメガ3系)、n-6系(オメガ6系)は身体の中ではほとんど作ることができないため「必須脂肪酸」と言われています。
EPA(エイコサペンタエン酸)はn-3系(オメガ3系)のひとつで、主に魚に多く含まれます。

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3.日本人に不足しているEPA

近年、食の欧米化などで、日本人の食習慣もいろいろと変わり、日本人の魚の摂取量は減少しています。(左図)
厚生労働省は、日本人の食事摂取基準(2010年版)で18歳以上の望ましいEPA・DHA摂取量を1日1g以上としていますが、どの年代においてもEPA・DHAが不足していることもわかっています。(右図)
日本人は慢性的なEPA不足の状態なのです。

4.EPAの効果

2012年に消費者庁が発表した「食品成分の機能性に関する評価モデル事業」において、n-3系脂肪酸であるEPA・DHAは機能性について明確で十分な根拠があると評価されました。

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