エビデンスガイド
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- 2019/8/30 サイトをリニューアルいたしました。
-EPAとは-
脂質のはたらき
脂質とは油のことです。油と聞くと「肥満」などあまり良くないイメージを持たれる方も多いでしょう。
しかし、脂質は身体の中でとても重要な役割を担っています。
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脂質の種類とEPA
脂質といっても常温で固まるものや固まらないものなどいろいろな性質の脂質があります。
大きくは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分類されますが、更に不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、多価不飽和脂肪酸の中でもn-3系、n-6系は身体の中ではほとんど作ることができないため「必須脂肪酸」と言われています。
EPA(エイコサペンタエン酸)はn-3系のひとつで、主に青魚に多く含まれます。
日本人に不足しているEPA
近年、食の欧米化などで、日本人の食習慣もいろいろと変わり、日本人の青魚の摂取量は減少しています。
厚生労働省は、日本人の食事摂取基準(2010年版)で18歳以上の望ましいEPA・DHA摂取量を1日1g以上としていますが、どの年代においてもEPA・DHAが不足していることがわかっています。
日本人は慢性的なEPA不足の状態なのです。
EPAの確かな科学エビデンス
2012年に消費者庁が発表した「食品成分の機能性に関する評価モデル事業」において、n-3系脂肪酸であるEPA・DHAは機能性について明確で十分な根拠があると評価されました。
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心血管疾患発症リスク低減動脈硬化や狭心症、心筋梗塞など心臓や
血管に関わる病気をおこりにくくします。 -
血中中性脂肪低下作用メタボリックシンドロームの原因ともなる、
血液中の中性脂肪を低下させます。 -
関節リウマチ症状緩和自己免疫疾患の1つで、関節に炎症を起こす
関節リウマチの症状をやわらげます。
(抗炎症作用)
参考:消費者庁「食品の機能性評価モデル事業について」
EPAの歴史
EPAは約50年以上前から研究され、世界で認められている栄養素であり、
近年はスポーツでの効果も実績として注目されている。